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ニーネ、2009年の第一弾は、甘く、いびつで、やさしく、熱い、ポップでロックな全9曲、フルアルバム!!!
職場とか、学校とか、コミュニケーション不足で心を隠してしまいがちな生活の中で、人の心に触れて生きていきたいと歌う「あいつらが頭のおかしいことを言っているぜ」、マカロンを見たことない男が空想で思い描くお菓子「マカロン」を彼女と一緒に食べたいと妄想する、間違いだらけの「マカロンの歌」、今の自分が本当でも、本当じゃなくても、歩いた足跡が今の自分を作り出す。だから今もっと知りたい。かっこよくなくても、いびつでも、今、自分がこれだ!と思えるやり方で生きていきたい。そして、自分の信じるやり方で、人のために歌が歌えるなら、人のために写真を写せるなら、人のために話が出来るなら、人のために手を差し伸べられるなら、人のために涙流せるなら、どんどんやっていこう。
21世紀、死んだら棺桶にそっと入れてほしいCDランキング第一位!贈り物に!生涯のお供に!一家に三枚!聞いて下さい!
「世界でいちばん頑張ってる君に」の青木慶則(HARCO)が自慢の機材でアルバムマスタリングを担当。
【「小さめシャツの女の子
公園でIT革命」を聞いてくれた人々からのコメント】
私たちは知らない人からたくさんの価値観を押し付けられてるけど正しいものなんかなにひとつない。正しいものは自分のなかにしかない生まれない。いびつだろうがしゃちほこばってようが違和感があろうがえげつなかろうが、私の信じたものがいつも絶対に絶対正しい。だって生きてるのは私だこの私だ。私の人生だ。私がチョコレートを好きなんだ。私がおーいお茶を一番おいしいと思うんだ。私がエコバッグなんかエコでもなんでもないと感じるんだ。私が死刑に反対なんだ。私が痛いと感じるんだ。私が苦しいと感じるんだ。私が悲しいと感じるんだ。私が愛しいと感じるんだ。私が、あなたを好きなんだ。
ロックの様式美じゃない核心を握りしめたニーネの新作は、いい歌と衝動に満ちた愛のアルバム。ぐちゃぐちゃのリズムで演奏で子供みたいな声で彼らは、自分の人生は自分で生きろ、と、語りかける。ニーネが好きでもいい。ニーネが嫌いでもいい。痛みも、悲しみも、苦しみも、愛しさも、ぜんぶ連れて、自分を信じろ。
(近藤チマメ:ライター)
ニーネがいなかったら僕は、東京で漫画を描き続けられなかった。このアルバムは、ニーネのカッコよさとカワいさが爆発したアルバムだ!
(大橋裕之:漫画家)
見事なレコードを有り難う、です。
前半は何だか明るく湿ったフワフワ感が楽しい、9thがかったメロディのせいかね。最近の自分にしたら長尺複雑、な曲の中に色んな言葉が隠れて詰まってるんで、何度か聴こう。間違い電話イバられたー、とかニヤニヤだね。
反して「やさしい気持ち」、シンプルな言葉曲でグッときたりよ。
後半は二ーネ節ゴリゴリ、たまたまなのか敢えてか、字余り系がちな説得力が素晴らしい感動でありました。
音、懐かしいです、ちっと空気挟んだ感じの温もりが響いてるのがいいんだね。ヒトによっちゃコモッてると思われるかもだが知らんよね。狙ってんだか適当なんだか、危ういのがリチャアドヘル辺り思い出したりしたよ。
こんなトコです。祝!ナイスレコード。ウタいたいコトがあるんだなあ、と羨ましく焦らされます。自分もそのうちそろそろいい天気だし何とかします、はい、ではまた、エラソにコメント失礼しました。
(theピーズ大木温之:ミュージシャン)
おれは自費で『溺死ジャーナル』というミニコミを発行していて自分で言うのも変だが結構評判が良い。中途採用面接を受けに来た下平さんという人はおれのそんな副業を知っていた。面接は主に音楽の話で盛り上がり、おれは彼を名古屋支店の営業として採用した。おれは人事課長なのだ。社会保険加入書類一式と『溺死ジャーナル』をセットで渡したのは、後にも先にも下平さんだけだ。彼は「松本さんは本当のパンクですね」と言った。昨年生まれた赤ちゃんの循環器に重篤な障害があり東京の専門機関で治療をしなくてはならないことが判明。彼は家族と一緒に世田谷へ引越し、転勤の希望も叶って、今は町田支店に勤務している。どんな境遇におかれても明るくて、家族への愛情を貫く下平さんは素敵だ。
彼に「本当のパンク」と言われたことは密かにおれの誇りだ。「でも、パンクって何だっけ」と思っていた矢先に大塚さんがニーネの新作を送ってくれた。無茶苦茶なことをするのがパンクだっけ。見えやすい位置にそれっぽい刺青を彫ればパンクか。気に入らないやつを殴ればパンクか。違う。それなら秋葉原で暴れた加藤という殺人犯が昨年度日本一のパンクスということになる。ニーネの新作を聞いて「あー、これこそパンクだ」と思えたのは社会とか対人関係という枠組の中でどれだけ無茶苦茶なことを歌えるかに挑戦するという精神を感じたからだ。暴力的衝動、直感、子供っぽさ、朴訥さ、根拠なき自信と揺らぎ、優しさ、愛情などでニーネの音楽は出来ている。たぶん対外的には温和なお兄さんだがスピリットはいつもパンクしかもかなりハードコア。そーゆー意味でニーネとおれは同志だと思っています。ともに歩みましょう茨の道を。
(松本亀吉:ライター)
ニーネ大塚くんとはここ1年で急に仲良くなった。お互いのライブ、お互いの家、果ては一緒にエコツアーまで(栃木で綿摘みや稲刈りを)。今回、思いがけずマスタリングまでやらせてもらってしまい、まるで何かの保証人になったような気分に。それも悪くない。だって大塚くん(先輩)は、ファンの人はみんな知っていると思うけど、いい人だから。たまに危険に見えるかもしれないけど、5曲目の『やさしい気持ち』の言葉そのまま、ストレートな愛を抱いている貴重な人だから。今度は一緒に蕎麦打ちでも。
(HARCO:ミュージシャン)
こういう男どもに恋をすると大変なんだ.
他では味わえない楽しみとか辛さとか恥ずかしさとかあって大変だけどゾクゾクするんだ。
恋人たちはさぞ、大変なことでしょう。わたしにゃわかるよ。
同情するよ。
(しまおまほ:漫画家)
夏の海に行く約束をした日、一緒にいた女の子と今も一緒にいます。でも彼女、怖いのよ 正しい事言うから 俺もそう思うから。
(割礼 宍戸幸司:ミュージシャン)
ロックという言葉が苦手で、「エレキギター持ってたらロックなのか、全然違うよ馬鹿みたい」と思っていた、10代の頃。ロックは、「水中みたいに息を止めて、音をぎゅっとつかまえ続ける、くるしい、こわい、おそれ多い、ひどくしんどい行為」なんだと考えてた。
ニーネを聴くと、その青臭い気持ちがよみがえってくるので、本当は辛くて痛いんです。
(大塚幸代:ライター)
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リリースに合わせて活動10周年を記念して、3月に写真・イラスト・歌詞で構成した作品展(3月14日〜22日 吉祥寺の喫茶店ダーチャ)を、またニーネのみの演奏の他に、ゲストミュージシャンを加えて過去の楽曲を演奏するライブ(3月21日 吉祥寺・曼荼羅)を開催します。10年の軌跡と最新のニーネをご覧いただけます。
ニーネ・ニューアルバム
『小さめシャツの女の子 公園でIT革命』
2009.4.8リリース!
活動10周年記念作品展&ライブ同時開催
(収録曲)
1.あいつらが頭のおかしいことを言っているぜ
2.マカロンの歌
3.夜を歩く
4.endless_summer
5.やさしい気持ち
6.俺と星見て歩くってのはどう?
7.スランプさん、自力で復活!!
8.CRAZY LOVE
9.心に火をつけてくれ
ニーネ『小さめシャツの女の子 公園でIT革命』
サバービアレコード SBBR018 \2100(税込)
Distributed by
ULTRA-VYBE